
この記事では、助成金・補助金を活用する前に整理しておきたい「自社の課題」についてご案内します。
補助金は「何を買うか」から考えるよりも、「何を改善したいか」から考えることが重要です。
今回のポイント
- 補助金は、課題解決のために活用するものです
- 導入したいツールや設備を先に決めすぎないことが大切です
- 自社の業務課題を整理すると、合う制度を探しやすくなります
- 申請書や事業計画では、改善したい内容を具体的に説明する必要があります
- 業務時間、ミス、人手不足、売上課題などを整理しておくと準備しやすくなります
補助金は「何を買うか」より「何を改善するか」が重要です
補助金・助成金の情報を見ると、
「このツールが対象になるのか」
「この設備は補助されるのか」
という点に目が向きがちです。
しかし、申請前に大切なのは、まず自社の課題を整理することです。
たとえば、以下のような視点で考えると整理しやすくなります。
- どの業務に時間がかかっているか
- どの作業でミスが発生しているか
- 人手不足が起きている工程はどこか
- 紙やExcelでの管理に限界がないか
- 顧客対応や受発注に負担がないか
- 売上拡大や販路開拓で困っていることはないか
課題の整理例
- 請求書作成に時間がかかっている
→ 会計ソフトや請求管理システムの導入を検討
- 在庫管理をExcelで行っており、ミスが起きている
→ 在庫管理システムや受発注システムの導入を検討
- 現場作業の人手が足りない
→ 省力化設備やロボット、IoT機器の導入を検討
- 新しい顧客を増やしたい
→ Webサイト、販促物、展示会出展など販路開拓施策を検討
- 従業員がITツールを使いこなせていない
→ IT研修、AI研修、リスキリングを検討
事業計画で説明しやすくするために
助成金・補助金の申請では、制度によって、事業計画や導入効果の説明が必要になる場合があります。
その際に、以下のような情報が整理されていると説明しやすくなります。
- 現在どのような課題があるか
- その課題によって、どのような負担や損失が出ているか
- 導入するツール、設備、研修によって何が改善されるか
- 改善後にどのような効果が見込めるか
- 業務時間の削減、売上向上、ミス削減などをどのように確認するか
参考情報
J-Net21 支援情報ヘッドライン:
https://j-net21.smrj.go.jp/snavi/index.html
補助金・助成金の活用:
https://j-net21.smrj.go.jp/startup/manual/list4/4-3-1.html
組合員の皆さまへ
補助金・助成金は、制度に合わせて無理に使うものではなく、自社の課題解決に合う場合に活用するものです。
気になる制度がある場合は、まず自社の課題を整理し、そのうえで公式情報や公募要領を確認することをおすすめします。