
今回は、IT・AI・DX人材育成に関係する助成金情報について、全国向け・東京都向けの制度例と、申請前に確認しておきたい手続きをご案内します。
今回のポイント
- IT・AIツールは、導入しただけでは十分な効果が出にくい場合があります。
- 従業員が使いこなすための研修やリスキリングが重要です。
- 社内研修、外部研修、DXリスキリング、資格取得など、研修の形によって確認する制度が変わります。
- 制度によって、対象経費、対象者、申請時期、事前手続きが異なります。
IT・AIは「導入後に使いこなすこと」が重要です
会計ソフト、クラウドサービス、AIツール、業務システムなどは、導入して終わりではありません。
実際に業務で使う従業員が操作方法を理解し、社内のルールとして定着させることで、はじめて効果が出やすくなります。
対象となる可能性がある研修の例
- AIツールやクラウドサービスの使い方を学ぶ研修。
- 表計算、会計、受発注、顧客管理などの業務システム研修。
- 情報セキュリティの基本を学ぶ研修。
- DX推進に必要な業務改善やデータ活用の研修。
研修前に確認しておきたいこと
- どの業務でIT・AIを使いたいのか。
- 誰に、どのレベルまで学んでもらいたいのか。
- 研修開始前に必要な届出や手続きがあるか。
- 研修内容、対象者、助成率、申請期限を公式情報で確認したか。
全国・東京都で確認したい制度情報
全国向けでは、厚生労働省の人材開発支援助成金が、従業員の職業訓練やリスキリングに関係する制度として確認しやすい情報です。
東京都向けでは、東京しごと財団のスキルアップ支援事業として、事業内スキルアップ助成金、事業外スキルアップ助成金、DXリスキリング助成金、資格取得サポート助成金などが案内されています。
自社で企画する研修か、公開研修を利用するのか、DXに関する研修なのか、資格取得を目的とする研修なのかによって、確認すべき助成金が変わります。
制度によって、対象地域、対象者、対象経費、申請期限、研修開始前の手続きなどが異なります。
公式情報で確認したい項目
人材開発支援助成金には複数のコースがあり、対象となる訓練、助成率、申請手続き、提出期限などはコースによって異なります。
IT・AI・DXに関する研修では、業務システムの操作、データ活用、情報セキュリティ、AIツールの活用など、実務に結びつく内容を整理しておくことが重要です。研修開始後では対象にならない手続きがある場合もあるため、計画段階で公式情報を確認してください。
申請をご検討の際は、必ず公式サイト・公募要領等をご確認のうえ、必要に応じて各制度の事務局、専門家、または申請支援機関へご相談ください。
全国:厚生労働省 人材開発支援助成金:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html
東京都:東京しごと財団 スキルアップ支援事業:
https://www.koyokankyo.shigotozaidan.or.jp/jigyo/skillup/index.html
東京都:東京しごと財団 DXリスキリング助成金:
https://www.koyokankyo.shigotozaidan.or.jp/jigyo/skillup/skill-R8dx-risk.html
当組合では、各制度の概要をご案内しておりますが、申請可否の判断、具体的な手続き、必要書類、採択に関する個別確認には対応いたしかねます。
組合員の皆さまへ
人材育成は、IT・AI活用を社内に定着させるための大切な投資です。
まずは、自社でどの業務を改善したいのか、どの従業員にどの知識を身につけてもらいたいのかを整理してみてください。