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まず確認したい、多要素認証と使っていないアカウント

「中小企業のサイバーセキュリティ入門」第2回は、メールやクラウドサービスへの不正ログインを防ぐために、まず確認したい2つの基本をご案内します。

今回のポイント

  • 多要素認証は、パスワードだけに頼らず本人を確認する仕組みです
  • 使っていないアカウントを残すと、管理の目が届きにくくなります
  • 今週は、よく使うサービスを1つ選んで確認してみましょう

パスワードだけに頼らない「多要素認証」

メールやクラウドサービスの多くは、IDとパスワードで利用者を確認します。しかし、パスワードが第三者に知られた場合、それだけでは不正なログインを防げないことがあります。

多要素認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンに届く確認や指紋・顔など、別の要素を組み合わせて本人を確認する仕組みです。サービスによって名称や確認方法が異なるため、公式ヘルプで内容を確認してください。

IPAは、多要素認証を利用している場合、仮にIDとパスワードが不正利用されても、それだけではログインできないため、不正ログイン防止に効果があると説明しています。

まずは、日常的に使うメールやファイル共有サービスなどで、多要素認証が有効になっているかを管理画面や公式ヘルプで確認してください。設定方法はサービスごとに異なるため、分からない場合は契約先や保守事業者へ確認しましょう。

使っていないアカウントが残っていませんか

退職者、異動者、以前の委託先などのアカウントが残ったままになっていないでしょうか。長く使っていないアカウントは、設定の見直しや異常への気づきが遅れやすくなります。

削除や停止の前には、必要なデータの引き継ぎや、他の業務で使われていないかを確認してください。判断が難しい場合は、勝手に削除せず、管理者やサービスの提供元に相談します。

今後は、退職や異動の手続きに「アカウントの停止・権限変更」を加えておくと、確認漏れを減らせます。

今週確認していただきたいこと

今週は、業務でよく使うサービスを1つ選び、次の2点を確認してください。

  • 多要素認証が有効になっているか
  • 不要なアカウントが残っていないか

一度にすべてを確認する必要はありません。まず1つのサービスから始め、担当者と確認結果を共有してみてください。

参考情報

IPA「不正ログイン対策特集ページ」:

https://www.ipa.go.jp/security/anshin/measures/account_security.html

組合員の皆さまへ

情報セキュリティ対策は、業種や企業規模を問わず、日頃からの備えが重要です。
まずは自社の基本対策を確認するきっかけとして、本メールをご活用ください。